杜街 diary

仙台・宮城・東北の街歩きと安全・安心に関する雑感

もうすぐ本番 “鉄の街” 釜石がラグビーに沸く!テストマッチ フィジー戦を見物してきた

こんにちは。スポーツ観戦大好き杜街です。

2020年はオリンピックイヤーですが、2019年はラグビーイヤー。ラグビーワールドカップが日本で開催されます。

www.rugbyworldcup.com

なかでも東北人として注目しているのが岩手県釜石市での試合。オリンピック直前でもありますし、安全に運営できるか注目してます。

www.rugby-iwate.kamaishi.pref.iwate.jp

そのような中、ラグビー日本代表テストマッチ フィジー戦が釜石市で行われましたので、見てきました。

1. 釜石市へのルート

20190727 鉄の街 日本最古の製鉄所@新日鐵住金 釜石製鉄所(岩手県釜石市)

釜石市岩手県の沿岸南部の中核市です。仙台からですと、東北自動車道で花巻 JCT から釜石自動車道に入るルートを使えば、全線が高速道路・自動車専用道路でつながっています。片道 240 キロ。ナビで検索すると、東北道 水沢 IC から釜石道 江刺田瀬 IC へ一般道を使ってショートカットするルートを示されます。これを使うと片道 210 キロ。

仙台から仙台東部道路三陸自動車道を使うルートもあり、こちらも 200 キロほどの行程ですが、三陸道は全線開通していないため、途中3ヶ所で一般道へ下りることになります。

私は、行きに東北道(ショートカットルート)、帰りに三陸道を使いました。どちらも渋滞は無く、スムーズな道路状況でした。ただ、三陸道は大半が片道1車線ですので、心理的には東北道のほうが楽かもしれません。いずれにせよ、全 450 キロの行程でしたので、日帰りの往復は正直おすすめしません。

スタジアムのある鵜住居には観客用の駐車場がありません。釜石市内にあるコインパーキングなどに駐車し、シャトルバスまたは三陸鉄道で会場へ行きます。私が利用したのは市内中心部にある大町駐車場です。料金は 60 分 100 円、最大 800 円です。

2. 釜石市パブリックビューイング会場

20190727 PV会場@釜石市民ホールTETTO

仙台を朝6時に出発し、釜石市に到着したのは9時半。まずはパブリックビューイング会場の市民ホール TETTO へ向かいました。開場前は 150 名ほどの人たちが行列をつくっていました。

20190727 PV会場@釜石市民ホールTETTO

入口で手荷物検査を受け会場に入ると、様々な展示が。かつて新日鉄釜石ラグビー部の日本選手権7連覇を支えた街ですから、シニア層を中心に盛り上がってました。

20190727 PV会場@釜石市民ホールTETTO

20190727 PV会場・優勝カップと記念撮影@釜石市民ホールTETTO

3. 鵜住居スタジアム

20190727 釜石鵜住居復興スタジアム@岩手県釜石市鵜住居

釜石駅から三陸鉄道で2駅移動し、鵜住居へ。

鵜住居駅は「トライステーション」と愛称を付けられてました。

20190727 三陸鉄道 「トライステーション」鵜住居駅@岩手県釜石市

三陸鉄道といえば大漁旗。朝ドラ「あまちゃん」で有名ですね。

20190727 駅前広場もラグビー一色@鵜住居駅(岩手県釜石市)

入場ゲートでは、手荷物検査と金属探知機での検査を行っていました。警察・警備員の数も多いし、かなり物々しい状況でした。ゲート以外の場所は、地元の人たちが運営をしていてアットホームな雰囲気でした。

外国の観客がたくさんいるのかな〜と思っていたのですが、この日は1割にも満たない数でした。ほとんど見かけなかったです。

・・・とスタジアムまで来ましたが、じつは私はチケットを持っていないので、ここまでです。

4. 東日本大震災の爪痕と構成への語り継ぎ

鵜住居は小さな集落ですが、東日本大震災で大きな被害を受けました。特に防災センターで多数の住人が犠牲になったことでメディアにも取り上げられました。

www.j-cast.comスタジアムのすぐそばでは、巨大な防潮堤の建設工事が大震災から8年を経た今も続いています。

20190727 工事中の巨大防潮堤@岩手県釜石市鵜住居

 鵜住居駅の周辺には、大震災と大津波を後世に語り継ぐ施設も整えられていました。

20190727 釜石祈りのパーク@鵜住居駅前(岩手県釜石市)

20190727 釜石祈りのパーク@鵜住居駅前(岩手県釜石市)

20190727 東日本大震災伝承施設「いのちをつなぐ未来館」@岩手県釜石市鵜住居

ラグビーワールドカップ本番では、この地が被害を乗り越えてきた歴史を持つ場所であることにも、ぜひ心を寄せてほしいと感じました。

20190727 大津波を後世に伝えるラグビーボール@いのちをつなぐ未来館(岩手県釜石市鵜住居)