川崎市の児童殺傷事件に思うこと・・・「能力=刃物」の購入制限も必要では?
こんにちは。
あの痛ましい事件から1週間が過ぎました。加害者が死亡したこともあり、憶測を含めさまざまなマスコミ報道がされています。
www3.nhk.or.jpこの事件の直後に、元農水省事務次官が引きこもり傾向の長男を殺害する事件も起きたため、引きこもりがクローズアップされていますが、「問題とすべきは、果たしてそこかな」と私は思っています。
今回は引きこもり傾向の人間が起こしましたが、引きこもりでなくても、自暴自棄になった人間や、宗教など過激な思想に感化された人間でも、同様の事件は起こせたのではないでしょうか。
軍事に関わる職業の方は、危機管理をする際に「意図」と「能力」に分ける考え方があります。例えば、北朝鮮がアメリカを核ミサイルで攻撃する危険度は、「意図」としては現時点(2019年6月)では外交交渉で下がっているものの、「能力」としては相変わらず核弾頭と弾道ミサイル技術を破棄していない。「意図」は人の心で変わりやすいですから、「能力」で判断すると「潜在的危険度は高い」といえるわけです。
この考えに立ったとき、川崎市の事件は「意図=何故・誰が」よりも「能力=どのように」を振り返り、具体的な対策を講じるべきだと思います。
川崎市の事件で犯人は「4本の柳刃包丁を所持し、うち2本を両手に持って襲った」との報道がされています。柳刃包丁とは、こんな感じの刃物です。
貝印 KAI 関孫六 ステンレス 刺身包丁 240mm 金寿 AK1106
- 出版社/メーカー: 貝印(Kai Corporation)
- メディア: ホーム&キッチン
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(上記は柳刃包丁の例示です。商品が犯罪で使われたわけではありません。)
購入ボタンをポチポチするだけで、何本でも購入できます。ホームセンターでも購入できます。私は「一般市民が柳刃包丁を4本も所持することを容認していいのか」と思うのです。
たとえば、刃物の販売を制限したり、IT技術でなにかしら購入情報を管理することができると思います。
このような意見は賛否あるとは思いますが、刃物の規制は必要だと思います。